先日やっとアメリカから到着した
FOR SALEのショベル、 早速整備に取り掛かっています。
エンジンはすんなり始動出来、「若干音が大きいかな~。」と思うくらいだったんですが、オイル交換の際にミッションのドレンボルトネジ山が傷んでいることが発覚。 よくあることですが要修理です。
タイムサートでしっかり修理します。
そして次の日、もう一度エンジンをかけてみると最初は出なかった
白煙が始動時からかすかに見えます。 リアシリンダーからです。
ということでまずは腰上分解。

分解前にコンプレッションゲージとリークダウンテスターで測定すると、ピストン・シリンダー間とEXバルブ・シート間からわずかに漏れを確認。

バラしてみるとやはり、シリンダーに傷発見。 おそらく通常使用による摩耗でクランク方向への圧縮漏れが始まり、その圧縮漏れによりオイル切れがあったのではないでしょうか。 EXバルブもカーボン付着で密着が悪くなっていました。
ついでに きれいとは言えないシリンダーは ブラスト処理後、耐熱ツヤ有りブラックにペイント。 ヘッドはビーズブラスト処理します。

ピストンはなんと純正のストックサイズだったことが判明! 38~39年前のエンジンでオーバーサイズピストンが入っていないとは・・・ 希少です。